58回目を迎える日本女子オープンゴルフ選手権。今年は兵庫県のチェリーヒルズゴルフクラブにて開催される。世界的に名高い設計家ロバート・トレント・ジョーンズJr.が手掛けたコースで、2019年には「日本女子プロゴルフ選手権」が行われている。さらに、今大会に向けてコース改造が実施され、ナショナルオープンの舞台にふさわしいメジャークオリティのコースへと進化を遂げた。「とことん生中継」する1番ホールは、打ち下ろしのパー4。ティーイングエリアから落としどころが見えにくく、視覚的なプレッシャーがかかる。最短ルートとなる右バンカー超えに成功すれば、2打目でグリーン面を広く使えるためバーディ奪取も見えてくる。右バンカー横に置いた場合、グリーンまで100ヤード程度ではあるものの、グリーン左手前にバンカーが待ち受けている中で、つま先上がりのライとなる。スタートホールからティーショットで攻めの姿勢を見せるか、2打目の精度で勝負をするか、各選手のマネジメントに注目だ。昨年は、年間女王を争う竹田麗央と山下美夢有が通算8アンダー首位タイで最終日を迎えた中、「ソニー日本女子プロゴルフ選手権」を制した勢いそのままに竹田が通算10アンダーで優勝。日本女子オープンローアマチュアと今大会のダブルタイトルは史上5人目、同年度で日本女子プロゴルフ選手権との2冠達成は樋口久子、畑岡奈紗に続く史上3人目という快挙を成し遂げた。