57回目を迎えるPGAツアー屈指の歴史を誇る大会。今年もシグネチャーイベントとして開催され、マスターズ翌週の大会ではあるもののトッププロが集結し、熱戦を繰り広げる。舞台となるハーバータウンゴルフリンクス（サウスカロライナ州）はピート・ダイとジャック・ニクラスが設計したコースで、狭いフェアウェイと小さなグリーンが高い精度のショットを選手に要求する。また、灯台が背景に入る18番ホールは、視覚的にもプレッシャーを受けるほか風の影響が強いため、最後まで気が抜けない。2018年には小平智が日本人5人目のツアー優勝を飾った大会としても知られる。昨年はスコッティ・シェフラーがマスターズに続く2週連続優勝。最終日、後続と1打差の首位で迎えたシェフラーは、2番ホールでイーグルを奪うと、その後も安定したゴルフを展開。最終ホールこそ、この日唯一のボギーを叩いたものの、後続に3打差をつけて逃げ切り優勝。シーズン10戦目で4勝を挙げた。