2024年にフランスの公共放送局France3で放送された本作は、平均視聴率19.2パーセントという好記録で、全12話中10話で同時間帯における視聴率1位を獲得した大ヒット作！主人公のローラとトムは正反対の性格ながら高校時代からの大親友で、同じ警察署に勤務する刑事。明るくて直感的なローラは犯罪課に、几帳面で論理的なトムは麻薬取締課に所属している。しかし、妻と別居することになったトムが娘を連れて、子ども2人と暮らすローラの家に住み始めたやさき、トムがローラのいる犯罪課に異動してきたことで2人は四六時中、顔を合わせることに！互いを知り尽くした2人はたびたび衝突しながらも、息ぴったりのコンビネーションで不可解な事件を解決していく。1話完結で描かれる殺人事件の独創性に引き込まれるのはもちろんのこと、親友同士の歯に衣着せぬやり取りのコミカルさと、2人が家族の問題や恋に頭を悩ませるファミリードラマ的エピソードがスパイスを効かせて視聴者をとりこにし、本国ではシーズン2の放送も決定している。本作の最大の魅力のひとつは、ローラとトムの親友っぷりだ。捜査の主導権を競走で決めるなど、小学生のような無邪気さで盛り上がるかと思えば、四六時中を共に過ごすストレスをまっすぐにぶつけ合って本気のケンカをし、しかし互いが弱っているときにはいち早く察して「大丈夫」と力強く抱擁する。実は、ローラ役のドゥニア･コエセンスは撮影前に、トム役のピエールとその妻子と共に1週間を一緒に過ごして友情を深め、さらに前半6話の撮影中、2人はシェアハウスで共に暮らしたという。2人が体現した、ローラとトムの“100パーセント親友”な関係性は見ていて気持ちがよく、見る者全員沼ること間違いなし！